教育をよりよくするために、実践アプローチ・仕組みづくりに取り組むすべての人に向けた
「豊かな人生を支える教育の本質」を探究し、実現することをサポートする
科学的根拠に基づくインプット、プロジェクト型のアウトプット、
そして学びのコミュニティを兼ね備えた、プログラムです。
自分らしい生き方は自分にとっての幸せをつくり、
一人ひとりの幸せが社会全体の幸せになる。
AIの台頭やオートメーション化、グローバル化が進み、これからも働き方も変化していくことが予想されます。
それによって、「生き方」も多様になり、一つの道があるわけでなく、
自分が幸せで豊かに生きていくためには、一人一人が自分で責任を持って、自らの道を選ぶことが求められます。
これを実現すべく、2020年の学習指導要領の改訂の柱に、「対話的で深い学び」の実現が挙げられています。
しかし、そもそも何を目指し、なぜそれを目指すのか、多くの人にとってまだまだ不透明であることが、
なかなか実践できていないことにもつながっています。
教育の本質は、人の「豊かで幸せな人生を実現する」ということを、支えること。
フィンランドでは、1970年代以降、常にこの教育の本質を追求し、これをもとに教育理念や実践がつくられてきました。
Elämäワークショップでは、フィンランドの教育理念や実践をヒントにしながら、
教育の本質を基づいた、これからの日本での教育理念を「対話」を通して考え、理解を深めます。
そして、自分自身が「おかしいな」と感じる違和感や「もっとこうなったらいいのに」という想いを掘り下げ、
カタチにして行動に起こすことで、参加者みなさんのフィールドで「本質的な教育の実践」をつくることをサポートしていきます。
―インプット―
科学的根拠、事例から学ぶ
―アウトプット―
『マイプロ』で想いを
カタチにする
―つながる―
対話をしながら、仲間に出会う
今期のElämäワークショップは、長野・小布施での一泊二日のマイプロ合宿と、都内での2回のワークショップの二段構成。
このプログラムでは、より良い教育の実践や仕組みをつくる人自身が、自分にとっての「豊かな生き方」や「幸せ」をふりかえり、
考える中で見えてくる「身近などうにかしたいこと」に対して取り組み、それを社会の文脈とつなげることによって、
「豊かな人生を支える教育」を実現するための初めの一歩を支えます。
そのためにこのプログラムでは、「マイプロ」という社会変革メソッドを応用して、以下の4つの要素にフォーカスします。
1. 自分を知る
・他者のことを考える前にまずは自分の「生き方」「幸せ」を考える
・1泊2日の合宿で自分と仲間と対話をしながら今までの人生を振り返り、 これからの生き方のビジョンを描くを考え始める
2. 聴く力 ―相手を知る―
・相手のことを理解するために、対話の基礎となる「聴く力」を 合宿の落ち着いた環境で身に付ける
・問題解決の上での「コミュニケーション」の大切さを意識する
3. 情報の読み方 —社会を知る―
・自分の周りに起きている課題が社会的な課題やパターンを代表することを意識する
・世界中の情報の多様性に気づき、偏らない情報の集め方・読み方を学ぶ
4. アクションを起こす
・論理と感情を合わせ「どうにかしたい」「こうなったらいいな」ということを見つける
・小さな変革の始まりになるアクションを起こす
Milla Kumpulainen
下向 依梨
<マイプロ合宿@長野・小布施>
日頃の生活環境から離れ、リフレクティブな学びをつくる仕掛けの詰まった土地「小布施」を舞台に、『教育の本質』を考える上でベースとなる「じぶんの生き方」「じぶんにとっての幸せ」「じぶんにとってのどうにかしたいこと」を、『対話』を通してふりかえり、明らかにしていきます
2017年9月9日(土)~9月10日(日)(1泊2日)
集合:9月9日 12:15 小布施駅
解散:9月10日 16:30 小布施駅
<場所>
小布施町のワークショップスペース
宿泊:おぶせの風ユースホステル
※宿泊費・3食込み
※集合・解散場所までの交通費は別途かかります
<ワークショップ@東京・恵比寿>
マイプロ合宿で明らかになったことをもとに、具体的なプロジェクトに落とし込むために、情報の読み方やアクションのデザイン仕方などを学びながら、各自のフィールドで小さな変化を作っていきます
2017年9月17日(日)12:30〜16:30
2017年10月1日(日)12:30〜16:30
<場所>
Eiji Press Lab(英治出版本社5F)
東京都渋谷区恵比寿南1-9-12 ピトレスクビル 5F
JR恵比寿駅西口徒歩3分
※原則、マイプロ合宿とワークショップを含めた、全3回の参加をお願いしています。